週末!30歳カウントダウン

スーパーつぶやき

刃牙、ジョジョ、カイジの共通点

 

「異常に楽しそうに話してる奴らの話題は、高確率で

刃牙ジョジョカイジ」説

 

 お昼休み、教室でいつもよりテンション高めで騒いでいる人間の話題はだいたい刃牙ジョジョカイジ

 普段そんなに仲良くない二人がコソコソ嬉しそうに話している話題はだいだい刃牙ジョジョカイジ

 例えツッコミで大爆笑とった時、例え先の引用はだいたい刃牙ジョジョカイジ

 

 ワンピースでもNARUTOでも、ドラゴンボールでもなく、(HUNTER×HUNTERはワンチャンある)彼らがドっと盛り上がるあの瞬間の話題は高確率で、刃牙ジョジョカイジなのである。これはなぜか。どうしてなのか。

 

 そしてもうひとつ共通点。

 刃牙ジョジョカイジファンに、

「(刃牙ジョジョカイジ)見たことないんよ!見てみたいな〜」

と言うと、必ず「とりあえず見てみ」とだけ返される。彼らはこれ以上は何も言われないのである。どこが面白いのか、誰がかっこいいのか、そもそもなんの話なのかさえ話そうとしないのである。なんならこれらを質問しても、やはり「とりあえず見てみ」としか返してくれない。あれってなんなん。渋すぎでしょ!

 

 世界観が難しい?

 絵柄が独特なのが関係している?

 

 いろいろ考察してみたが、一番自分の中でしっくりきた考察は、刃牙ジョジョカイジファンの間で「見たいやつが好きな時に見るコンテンツ」というスタンスが共有されているのではないか、というところだ。

 話冒頭、ワンピースの話を自ら展開してくる人はよくいる。しかし、自ら刃牙ジョジョカイジを話題として持ってくるやつはそうそういない。聞き手の、刃牙ジョジョカイジの知識量を当たり前のようにゼロでカウント。相手に期待せず、知る人ぞ知るコンテンツであると捉えているように見える。頭の悪い例えになるが、いわゆるthe・サブカルチャーの立ち位置なのであろう。(サブカルの概念は複雑なので自信ない)多分。

 刃牙ジョジョカイジのファンは、これらのコンテンツの面白さを他人に見せびらかす事なく、自分の心の中にそっとしまっている。だからこそ他愛のない話の中に、刃牙ジョジョカイジの影がチラリと見えると、強烈に反応してしまう。「え!お前も見てたん?」「わかるわかる」となってしまうのだろう。

 そして、何よりこの現象はわたしにとって、非常に羨ましいのだ。

 

 そう、わたしはここまで書いていてなんだが、刃牙ジョジョカイジに触れたことが、これまで一度もない。何人かの会話の中で、刃牙ジョジョカイジで盛り上がられると、その時間、仲間外れにされた気分になってしまう。

「くそう、なんで今まで刃牙ジョジョカイジを見なかったんだ…!こんなに楽しそうに話しているこの人たちの会話に入りたい!入りたいッッ…!!!」←気持ちは寄せてる

 と、なってしまう(笑)後悔をし始めるのだ。

 挙げ句の果てに「刃牙ジョジョカイジ、私も見てみようかなあ」と彼らに言うと、例の如く「見てみ」と、クールに返されてしまう。これがもう、悔しいのなんの!

 

 「刃牙ジョジョカイジ以外にも、花より団子のドラマとか、ジャニーズとか、鬼滅の刃などのコンテンツで、ファンが楽しそうに話しているシチュエーションもあるやんけ」と思っている人がいたら、それは違います。それらのコンテンツで盛り上がるレベルと、盛り上がるベクトルは、わたしが話に加わりたくなるようなテンションではないのです。刃牙ジョジョカイジは、特別なのです。

 

 ちなみに刃牙ジョジョカイジに近いところで、似たような盛り上がり方をするコンテンツの中でわたしが唯一会話に参加できるのは、テニプリだ。

 許斐剛先生はね、マーケティング能力えぐいと思います。

 

テニプリ、見てない人は、とりあえず見てみ。

 

 

おわりー!